第2章 世間の動向
2.1 コンテンジェンシープランニング
コンテンジェンシープランニングとは非常事態発生時対応計画のことである。つまり、万が一何か非常事態が発生した場合、いかに対応するかの事前の計画のことである。その中にはバックアップシステムやデータの外部保管計画が含まれる。また、コンピュータシステムなしでどの位の期間、企業として生き延びることができるか、といった手作業による緊急時業務フロー策定や緊急時の情報システム部員、関連部署、関係各方面への連絡手順の策定も含まれる。
2.1.1 防災対策
すなわち、地震、火災、風水害等の自然災害と事故に対する備えのことである。対策を考えるにあたっては、その原因となる脅威を把握し、起こるであろう現象を認識した上で計画を立てていくことが必要である。
(1)想定される脅威
a.自然災害
・ 地震
・ 落雷
・ 風水害
・ 雪害
・ 山崩れ、地滑り
b.事故
・ 火災
・ 漏水
・ 停電、瞬断
・ 漏電
・ 爆発
・ 衝突、接触
・ 電磁場障害
(2)起こり得る現象
・ 機器故障
・ 機器倒壊、滑動
・ 機器焼失
・ 停電による機器停止
・ 機器水没、漏水
・ 回線切断
・ 空調停止
・ 重要データの損失
・ ドキュメントの損失
・ 人材の損失
・ 情報システムサービスの中断
(3)災害時対応計画
災害時対応計画立案の際、考慮するポイントは以下の通り。
a.電子計算機システムが被る可能性のある災害の種類、規模、頻度
b.災害による電子計算機システムの停止が許される時間
c.復旧対策に要する時間、その間の業務手続きのための対策
d.対策に要する費用と可能な投資額
(4)その他
現実的なところ、防災対策の大部分はそのシステムが設置される建物等設備に依存するところが大きい。従って、計算機センタの建設や計算機室の構築、およびその立地場所の選定や機器設置の方法等において、充分検討され、対策を講じておくことが最も有効である。



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