本館:関連コーナー:ま行
「まず,戦略思考を変えよ」
田坂広志著、ダイヤモンド社、1500円
戦略マネージャー8つの心得 ということで,非常に鋭くわかりやすく「戦略の進化」について解説してくれています。ボリュームも適当で,文体もテンポがよく読みやすいのは確かです。
1)「抜去り」の戦略思考を捨て「先回り」の戦略思考を身に付けよ
2)「市場に働く重力場」を見定め「その先の展開」を読め
3)「戦略の待機時間」を縮め「組織の耐久時間」を伸ばせ
4)「成功の鍵」を分析するのではなく「市場の理」を洞察せよ
5)「山登り」の戦略思考を捨て「波乗り」の戦略思考を身に付けよ
6)「重層的な戦略」を準備し「戦略的反射神経」を鍛えよ
7)「戦略と戦術の垂直統合」を図り「戦略の創発プロセス」を促せ
8)「機械的なデザイン」を描くのではなく「生命的なビジョン」を語れ
「マッキンゼー式世界最強の仕事術」
イーサン・M・ラジエル著、英治出版、1500円
世界最強のコンサルティングファーム,マッキンゼ-のお仕事のノウハウを,ほんのさわりだけ紹介してくれています。
まあ,実際の現場に役立つノウハウなんて,その場その場でいろいろな条件で変わるはずで,具体的に掘り下げても,結局はその場しか役立たないものになってしまうわけで,そういう意味では,基本的な考え方や姿勢,最低限のルールやツールの紹介は仕方ないのでしょうね。
でも,それだけでもずいぶん役に立つ内容ですよ。たまには忙しい実務を離れて,いわゆる考え方をもう少しじっくり見つめなおしてみるといいでしょう。
・事実を徹底的に分析する
・当初仮説を導き出す
・思考を構造化する=MECE
・キードライバーを発見する
・売り込みをしないで売り込む
・プレゼンテーションの真髄
「未来型オフィス構想」
(高島利尚編著、同友館、2000円)
モバイルを用いた仕事の環境、テレワーク(いわゆるSOHOまたはサテライトオフィスのこと)での環境を考える上でのヒントが総括的にわかりやすくまとめられています。
ただ、それだけでなく、グループウェア、データウェアハウス、イントラネットなど情報技術のキーワードについてもわかりやすくまとめられています。
さらに興味深いのが、オフィス変革、組織文化変革といったこと。
今後は(現在も既にそうか?)テクニカルな問題よりも、政治的(ポリティカル)な問題、法規性(レギュレーション)の問題、個人個人の意識の問題というたことが、より一層大きな障壁になりそうです。
内容はそんなに重いものでもないので、軽く読めると思います。
本当は、これ実務書として書かれてますが、受験参考書、特にSAとSDの午後I対策として貴重な参考書になりそうです。
午後Iというのは、結構取り組みにくい(準備がしにくい)のですが、これまでも何度かお話しした通り、問題文の中にヒントが隠されています。
これを見つけるポイントは、今どのようなことがポイントになっているのかのキーワードを網羅しておくことです。
たとえば、卸売業ではどうか、製造業ではどうか。
この本では、業種別ではありませんが、オフィスの生産性や仕事のあり方についてのキーワードが相当網羅されていますのでこの種の出題には大変参考になると思います。
「未来地球からのメール」
(エスター・ダイソン著、集英社、2800円)
・インターネットとは何だ?
・ネットワークが生み出す新しい文化は?社会は?
・一方でリスクは何か?
・人はそれにどのように対応していくのか?
「インターネットについてもっとも影響のある論客」の一人であるエスターさんの、非常に興味深くまたボリュームのある、示唆に富んだメッセージです。
インターネットなんて所詮ツールなんです。あまり構える必要はなく、今の一般社会のルールがそんまま適用されるのです。ただ、インターネットならではの特徴を十分理解しておかなければ、リスクもあります。思いがけない影響もあります。
でもそれを恐れて利用しないということは、例えば事故を恐れるあまり自動車に乗らないのと似たような話なのではないでしょうか。
今後のインターネットを利用する人々に対して、非常に素敵なメッセージを送ってくれています。
「創り出す者になりなさい。行動する者になりなさい。人を信じなさい。でも確認もしなさい。正直に自分をさらけ出しなさい。頭を下げて質問する人になりなさい。寛大な人になりなさい。ユーモアを持って問題の解決に当たる人になりなさい。いつも失敗をしでかす人になりなさい。・・・・」
「ムダとり 現場の変革、最強の経営」
山田日登志著、幻冬舎、1333円
「トヨタ生産方式」を学び、そこからさらに発展させ、メーカ現場のあるべき姿を追求 する山田さんの山田式ムダとり術の極意。
TOCにも通づるものがあると感じつつも、日本の日本ならではのやり方というのもある のではと気づかせ、そして具体的な手立てを示してくれています。
活字そのものも大きく読みやすいので、多くの方に読んでいただきたいですね。
「めざせ!P2Mプロジェクトマネジャー
PMS〈プロジェクトマネジメント・スペシャリスト〉」 プロジェクトマネジメント資格認定センター/プラネット・ワーキンググループ著,日本能率協会マネジメントセンター,2,200円
日本型プロジェクトマネジメントの体系として「P2M」が発行され、期待されている。 プロジェクトマネジメントをわかりやすく読み解き、P2M最初の資格制度である「PMS」取得につ
いて解説したガイドブック。
PMSを受験するならば、この本はお勧めです。
「メーリングリスト&メールマガジン活用法」コラボレート学習研究会著、日本実業出版社、1400円
タイトルどおりメーリングリストとメールマガジンを有効に活用する方法についていろいおろと論じられ、私にとっては非常に示唆に富んだものだったですが、非常に読みやすかったです。
わたし自身、比較的ネットワークを利用している方だと自負していたのですが、自身でメーリングリストを立ち上げたり、メールマガジンを利用したりということはいままであまり考えたこともなかったので、何か少し視野が広がったように思います。
また途中に挟まれているコラムも効果的でよかったです。
ことある毎にページを開いて参考となる記事を読み返す、そんな使い方もできそうだと思いました。
「
図解でわかる文字コードのすべて」清水哲郎著、日本実業出版社、2700円
文字コードだけでこんな立派な本が一冊できるとは。とても画期的な一冊です。
おそら,異機種間のシステ連携を検討したことがある人ならば,悩んだことがあるでしょう「文字コード」。技術の進歩と,日本固有の文化へのこだわりが複雑に絡まって,日本語文字コードってすごく複雑なんです。
その辺を非常に分かりやすく解説したのこの一冊。よくぞここまで整理してくれました。感服です。
「問題解決プロフェッショナル[思考と技術]」
齋藤嘉則著、ダイヤモンド社、2400円
戦略コンサルタント(=問題解決プロフェッショナル)の基本スキル。
思考としては次の2つ。
1.ゼロベース思考
2.仮説思考
技術としては次の2つ。
1.MECE
2.ロジックツリー
これらを駆使し最適解を見つけていく。
「問題解決力をつける」
小林 裕、日本経済新聞社、1232円
やる気がないとみえるのは本当はやり方が分からないからだ
問題の優先順位の決め方
問題の大きさと解決のしやすさで考えること
仮説−検証のサイクルが基本
あらゆる情報を集めてから解決策を考えようとせず、不十分で
あっても仮説を立てること
必要なことはやらなければならないは誤り
重点志向とは重要度の低いところから手を抜くこと
まず全体像を描け
最初から完璧なものを作ろうと考えてはいけない
実施定着化の指導は丁寧すぎるくらいでちょうど良い
自分にもできると思わせること
結構、理屈ではわかっているつもりなんですが、いざ実際の局面では冷静さを欠いてしまって頭から飛んでしまっていることがあります。
で、後で冷静になったときに後悔をしてしまうのです。
いかに自身の感情をコントロールし、視野狭窄に陥らないようにするか。また、少しづつでもいいから成果を出していくことを常に意識していきたいものです。
「問題解決力を鍛えるトレーニングブック」
奈良井安著、かんき出版、1400円
問題解決力とは、ビジネスや日常生活のさまざまな場面で、迅速に問題を発見し、それに 対して素早く、確実で、効率的な対策を考える力、もしくはその習慣のことをいう。
本書では、
・問題を解決するための明確なプロセスが提示されている
・より実践的で実用的で手軽なツールが用意されている
・スキルの解説だけでなく、演習の機会が設けてある
ということで、まずは一通り通読した上で、必要な都度、必要な箇所を実際の問題 解決において参考にするような使い方がよいのではないかと思います。
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