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「やればできるじゃないか、君。」大山弘子・瀬田かのこ著、アスペクト、1300円
章立ては
第1章ほめる
第2章さとす
第3章ながす
第4章てつだう
第5章おもんぱかる
合わせて24のケースを深層心理学,組織改革,人事戦略,人材育成,社会心理学の5名のコンサルタントと対話形式で解決策を探り,最後にポイント(これが合計64個)をまとめるという構成です。
「事例」から始まって「解決編=対策アドバイス」をうけ最後に「ポイント」で締める形で,非常にテンポ良く読めてなおかつわかった気にさせられます。
特に,解決アドバイスは最大5つの視点から専門家のコメントがあり,ワンパターンにならずに視野を広げさせられます。
「柔らかい企業戦略」嶋口充輝ほか著、角川oneテーマ21、571円
「アンビション」「顧客満足」「スピード経営」の3本柱を中心に据えて展開されるマーケティング論。と、これだけだとありきたりのようですが、中身の掘り下げはなかなか鋭くかつ新鮮なものがあります。
・効率化が日本企業の創造力を減退させた。
・ドリームは哲学である。
・コミュニティという考え方。
・消費者は企業よりも進んでいる。
・すべては現場と顧客からはじまる。
・硬い戦略から柔らかい戦略へ。
「顧客満足」ってよく言われるけど、真剣に実現を考えたら、ものすごく恐いと思う。「企業はボランティアではないのだから、最終的には顧客満足よりも企業の存続を考えなければならない」なんていうくらいなら、はなから「顧客満足」なんて口にすべきでないのである。そこを理解しているかどうかというのは、天と地ほどのギャップがあると思う。
「手にとるようにユビキタスがわかる本」
か荒川弘煕・日高昇治著、かんき出版、1600円
2002年は「ユビキタス」という言葉が流行するように思います。今年はやった「ブロードバンド」よりもよっぽど中身があって、かつ身近になる可能性の高い概念だからです。たとえ2002年中にブレイクしないとしても、5年以内にはいやでもこの言葉は意識せざるを得なくなるのではないでしょうか。いや、意識させないで静かに深く進行するのが「ユビキタス」ということでもあるので、あえて意識させない定着の仕方をするかもしれません。
いずれにしても「ユビキタスってなに?」と思われる方は、この本はまさにうってつけと思います。
「要求仕様の探検学」D.C.ゴーズ、G.M.ワインバーグ他著、共立出版、2800円
どのように本音を引き出すか、相手の余談をどのように見つけ出すか、プレッシャのかからない会議をどう運営するか、あいまいさを追放するにはどうしたらよいか・・・・
顧客の満足を得るために最低限必要なことは何かを、いろんなエピソードを入れながら説明していきます。
個人的には「みんなのための会議」の項が好きです。
「よくわかるITマネジメント」
杉浦司著、日本実業出版社、1600円
まず、見開き2ページで一つのテーマを解説しているのが非常にわかりやすく読みやすい。
eコマース、SCM、ERP、データウェアハウス、SFA、ABC分析など、押さえておかなければならないものはほとんど一通りわかりやすく解説されているのも非常によい。
ただ、これだけだと世間によくあるハウツー書や用語集とかと変わらない。この本の言いたいことはこういうことではない。
要するに、これらの「ITをツールとして使って経営革命や企業革新を行うにはどのように考えなければならないのか」「ITの役割とは何なのか」ということを強調したいのである。
会社の若い後輩に薦めたい一冊である。
第一章 企業経営におけるITの役割
第二章 ITマネジメントを実現する企業組織
第三章 ITによるマーケティング革新
第四章 ITによるロジスティクス、マニュファクチュアリング革新
第五章 ITによるマネジメント革新
第六章 ITによる企業革新の手順
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