2.6 外注管理
プロジェクトがスタートすれば、協力会社はかけがえのないパートナーである。まず、パートナー選びをきちんと行い、選んだパートナーが作業を行いやすいように環境を整えることも、外注管理の重要な要素である。我々の方でたいした対応もせず、協力会社に任せきりで、結果が悪ければすべて協力会社の責任にしようとするのは、言語道断である。
開発の主導は我々にあり、その協力会社を選び、協力会社の作業管理していくのも我々なのである。
(1)協力会社選択のポイント
協力会社を選択する場合、以下の点に注意する必要がある。
・ 計画性があること
・ 要員の定着率が高いこと
・ 技術的、営業的、経営的等において何か特徴のあること
・ 何らかのスキルの享受が期待できること
・ これまでの実績(特に、電気通信業において)
その他、トップの相性や協力会社の会社規模、これまでの会社間での取引状況なども要素となる。
(2)契約管理のポイント
協力会社と契約を締結するにあたってのポイントは以下の通り。
・ 契約範囲の明確化
・ 精算方法の文書化
・ 納期が遅れた場合の処置
・ メンテナンス対応についての文書化
・ 納入物品の文書化および様式
・ 開発システムの著作権者
後で、万が一トラブルが発生した場合、上記のポイントが曖昧であると対応が非常に困難になる。
(3)その他
事前に、以下のような事項を協力会社に対し明確に意思表示しておくことは、非常に重要である。仮に、これらを理解してもらってなければ、プロジェクトの進行に支障をきたすことも十分有り得る。
・ プロジェクトとして協力会社に何を望むか明示すること
・ プロジェクトの目的が何なのかを明示し、協力会社に理解させること
・ 事前に開発基準および規約、慣習等を明示し、遵守を促すこと
・ 社内にこれまでのノウハウがある場合は、事前に明示しておくこと
また、予め協力会社の評価基準を決めておき、プロジェクトの最後において、協力会社を明確に評価することは、今後の外注管理において有用である。成果のでないものについては、しっかり指摘したいものだ。



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