システムアナリスト
対象者像
経営戦略に基づく情報戦略の立案、システム化全体計画及び個別システム化計画の策定を行うとともに、計画立案者の立場から情報システム開発プロジェクトを支援し、その結果を評価する者
受験履歴
1994年10月 第一回受験 ○
資格取得による効果
「システムアナリスト」というものがいまだ社会的認知が不十分だと思います。したがって、取得によるメリットは今後出てくる、または自ら作っていかなければならないと思っています。
ただ、高度情報処理技術者試験の中でもかなり人気であり難関の区分であるため、それに合格できたということで自分自身にとって大きな自信ではあります。
資格を通して多くの方々と知り合うことができたのは、他の資格と同様大きなメリットです。
情報処理技術者試験の区分体系が変わって新設されました。前年、システム監査を受験し不合格になっていましたが、迷わず新設されたこのシステムアナリストを受験しました。
まず、アナリストという名称の響きに強く引かれました。(ちなみに、アナリストというと今だに、証券屋さんと間違われたりします。)
また、「経営戦略に基づく情報化戦略の策定」というのは、私がもっともやりたいことの一つであり、受験に関して迷う要素は1点もありません。
そして見事1回で合格しました。
なお、当時たまたまいっしょに仕事をさせていただいていたSI事業会社のプロジェクトリーダの方も同時に受験し合格されました。その方は会社からン十万円の合格一時金が出たとおっしゃっていましたが、私は会社からは1円ももらっていません。やはり、情報処理サービス自体をそのなりわいとしている会社とそうでない一般企業の評価はこうまでも違うのかと改めて感じました。

余談ですが、 日本システムアナリスト協会 っていうのがあります。主にメーリングリストによる情報交換であり、特に有資格者だけを対象としているわけでもないオープンなサロンです。
参画している方々のレベルが非常に高く、たまにかなりホットな盛り上がりを見せています。
合格のための考察

まず、「高度情報処理試験に対応できる、本格的な情報システムを設計経験がない」ことが不利かどうかについてですが、システムアナリスト「試験合格」だけに限って言えば、本格的な情報システムの設計経験は必ずしも必要ないと思います。もちろんあった方が、論文展開において有利だとは思います。

#誤解のないように付け加えておきますが、名実ともに信頼される「システムアナリスト」であるためには相応の経験が必要だと思います。経験というもの、やはりバカにできません。

ところで、論文展開する上で重要といわれている、「アナリストの立場」「アナリストの視点」っていったい何でしょうか?
私は、システムアナリストとは、端的には、企業でいうCIOだと思います。CIOの視点、CIOとしての役割、CIOの立場としてあるべき姿を想像することが、「アナリストの立場」「アナリストの視点」での論述になると思います。
とすると、「経験が、公開されず、それぞれの各個人、会社にのみ帰属している」のは、当然というか、異なる与件が非常にたくさんある状況において、例え誰かの経験が公開されたとしても実際にはあまり役に立たないとも言えるでしょう。
したがって、「標準カリキュラム、基本テキストに書かれていない具体的なものはどのようにして、公開され、広まっていく」ということはあまり考えられず、テキストなどで基本を踏まえて、各自が考えるしかないでしょう。事例とかフレームワークとしてならばありうるでしょうが、詳細がマニュアル化され広まっていくということはあまり考えられないのです。

もっとも、所詮試験であるわけですから、試験を実施する側も受験者がどのような経験をしてきたかを知る由もなく、答案と業務経歴書から判断するしかありません。ということは、答案と業務経歴書が辻褄が合っており、なおかつシステムアナリストとしての論文になっていれば、その人が実際にどういう経験をしてきたかということは、あまり問題ではないということになります(ちょっと乱暴かもしれません。試験自体形骸化しているというつもりもありません)。
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